中古住宅を買ってリノベーションをする場合費用はどれくらいかかる?
- 2018/11/23
- ライフプラン
- リノベーション・修繕費用, 住宅ローン, 暮らし
所有の住宅をリノベーションするときには、リフォームローンの利用が可能です。そして、中古住宅を新規購入してリノベーションする場合は購入のための住宅ローンとリフォームのためのローンを一本化する「一体型ローン」を利用するのが一般的です。一体型ローンは、金融機関によっては、35年返済型のローンも存在します。
中古住宅を購入してリノベーションをするときにかかる費用の目安
中古住宅を購入し、リノベーションするにはそれ相当の費用がかかりますが、はたしてその目安はいくらぐらいでしょうか。
一般的にスケルトン状態になるまで解体し、構造などを含めてゼロからリノベーションをする場合は、1㎡あたり12万円~17万円が相場です。これはあくまでも目安であり、もちろん、行うリノベーションの内容やグレードによっても予算は大きく変化します。
具体的には、物件の築年数や、敷地面積、構造や素材、どのようなデザインにリノベーションするかなど、さまざまな要素が関係して、費用が決まります。そのためたとえ、同じ広さを持つ2つの物件をリノベーションする場合でも、諸条件によって費用は大きく異なります。
費用を決める際の大きなポイントに「延べ床面積」と「間取りの変更をするか」を挙げることができます。「延べ床面積」については先も述べたように、1㎡あたりに対しての概算費用です。予算の相場は基本的に延床面積の広さに比例します。
次に、間取りそのものの変更です。その場合、作業工程も期間も大掛かりになるため、どうしても費用が高くなってしまいます。間取りそのものは現状を維持し、部分的なリフォームをすれば費用は抑えることができるということです。また、物件の築年数によっては、配管工事や既存設備の変更などが必要となる場合もあるでしょう。その場合は、当然ながら費用が加算されます。
リノベーションは、いざ開始したら、想定外の工程作業をせざるを得ない場合もありますので、ある程度の余裕をもった試算が必要です。また、信頼できるリノベーション会社を選ぶことも大切です。そのためには、事前に詳細に至る打ち合わせをし、概算の見積り費用の内訳などを詳らかにして、納得できるものであるかどうかを判断してください。
ではリノベーションにかかる基本工事費用とはどのようなものなのでしょうか。基本工事費用とは、設備や内装の撤去とその処分費用や、木工事、電気・水道・配管工事などを含む基本的に必要な作業の費用です。加えてシステムキッチンやユニットバスなど取り付ける設備機材の費用がかかります。また、床材、壁紙、建材などの材料費、設計を依頼する際の設計費、諸費用、人件費などもかかります。
上記のような施工にかかる費用のほかに、中古住宅を購入する費用、工事期間中の家賃、引越し代、今まで使用していた家財道具の処分費用なども忘れてはいけません。特に家賃は、大規模な工事なら2~3カ月かかることもあります。
リノベーションの見積りをとってもらう際に必要になること
リノベーションの見積りは、できるだけ正確でなければいけません。規模や材料の品質の差など、内容によっては、数十万円もの金額が変わる可能性があるからです。まずは予算の上限を伝えてください。その上で追加金額が発生する場合には、事前に説明を受け、内容を明白にすることが大切です。疑問点はどんどん質問するようにしましょう。
また、どのようなリノベーションをしたいのか、自分の希望を精査して、業者に伝えることも大事なポイントです。間取りや設備の希望を伝えたうえで自分の中で優先順位をつけ、予算とのバランスを考慮し、資材や設備のグレードを下げることもありうるなど、確固とした希望、意見を業者に伝えておくと打ち合わせがスムーズに運びます。
これら希望条件をすべて伝えると、業者がプロの目で最適な判断をします。より良い提案をしてもらうには、このように要望をできるだけ詳細かつ明確に伝えることが重要です。
冒頭で述べた通り、中古住宅を買ってリノベーションする際には、一体型ローンを利用することができます。もちろん、他の都市銀行や地方銀行でも住宅ローンの金利・機関でリノベーション費用まで融資を行っています。ただ勤務先や自己資金、物件の築年数や広さ、物件とリノベーション費用のバランスなど、お客様の状況や物件によって融資を受けやすい金融機関が異なります。
経験豊富な不動産業者であれば、変わっていく金融機関の条件も把握していますのでなんでもご相談ください。
リノベーションを行うには、実際にどの程度の費用が掛かるのかを把握することが大切です。費用を把握してから計画的に行いましょう。また、中古マンションを購入してからリノベーションをする場合、事前にライフプランを考えてから検討することが大切です。
もし悩むことがあれば、ぜひゼロアパにお問い合わせください。
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