お客様の中にはある一定の、いわゆる掘出し物と呼ばれるような物件だけをひたすら狙おうとされる方がおられます。
先日もご案内していた時の事。初めてお会いするお客様でしたが、それまでも色々な不動産業者で30件近くの物件を見たが、良いと思う物件が一つもなかったとのこと。
それではと、その方の希望の条件等を聞いてみると、「特にないが、良い物件が出てきたら買いたい」と。良い物件とは何かをお訊ねしたところ、割安感がある物件とおっしゃいました。
残念ながら不動産市場において、この方が思われるような掘り出し物件はまず、出てこないと思っていた方がいいでしょう。なぜならばそのような掘り出し物は一般の市場に出る前に、すかさず不動産業者が買ってしまうからです。
とはいえ、こういう方々でも、そのチャンスが皆無という訳ではありません。どうすればいいのか、以下にまとめてみました。
本当に不動産を取得したいと思うなら、徹底的に自己分析して事前準備をする必要があると思います。
現実的な話、中古マンション購入は決断スピードが命です。良い物件は事前準備をして待っている人が複数います。タッチの差で悔しい思いをするなんて日常茶飯事。先日はほんの2時間差で逃してしまいましたから(笑)
要するに、良いと思える物件が売り出されたとき、すぐに申し込めるように準備をしておくことが大切になります。
唐突ですが、学生の就職活動の時、自己分析をしたと思います。
自分にはどのような会社が合っているのか、どのように世の中に貢献したいのか。
中古マンション購入も、自己分析や事前準備がとても大切になります。
・妥協できるポイント
・絶対に譲れないポイント
・エリアは広げられるのか
・広さはどのくらい必要か
・リノベはスケルトン状態からフルオーダーで造る必要があるか
・リノベ済み物件でも満足できるのではないか(意外と多いです)
・築年数は新しくないといけないか
・(家族がいる場合)合意形成ができているか
これらをしっかり分析すると、良い物件探しができると思います
物件が見つからないというよりも、購入する方の考えがまだ漠然としているので見つからないという訳です。
購入に対する考え方、意思を固める。そのあたりを一緒に考えていけたらと思います。